太りたいのに太れないのは体質のせい?
「細くてスタイルがいいから羨ましい」「どうやったら痩せられたの?」。太っていることを少しでも気にしている人から、よく言われることが悩みの種になっていませんか?周りからどんなに羨ましがられても、「痩せすぎ」というのは、本人しか分からない悩みなんですよね。さらに、太れない体質の人からすれば、痩せたい願望は本人の努力次第で痩せられるけど、太りたいという悩みはダイエットよりも難しいんです。
- 「ちゃんと食べている?」と、元気なのに余計な心配される
- 「太ることができない体質です」と説明しても理解してもらえない
- ジャストサイズの洋服になかなか出会えない
- たくさん食べることが苦手で、食べすぎると胃を傷めてしまう
- 筋肉がつきにくく、貧弱に見えてしまう
- 体力がなく疲れやすい
- 女性の場合は生理現象に不調が多く、妊娠や出産ではリスクが高まる
これらの悩みはなかなか大多数の人には分かってもらえない悩みなだけに、「痩せる方法のダイエット法」や「ダイエット食品」はたくさんありますが、「太る方法」「逆ダイエット」の情報は、ほんのわずかしかなかったのではないでしょうか。
なぜ太れない?太れない原因とは
- 遺伝の影響
- 猫背や骨格の「歪み」からくる影響
- 酵素不足・栄養の偏り(特にビタミン・食物繊維・酵素・カルシウム不足)
- 歯からの影響
- ストレスや精神的なこと
家族に痩せている人がいる。もしくは多い。例えば、母と祖父と弟が痩せている。親からの遺伝であきらめることはありません。同じ親から生まれても、生活環境が全く違うところで育った双子は体型が変わってくるという研究結果もあります。
頻繁に足を組む癖があり、右脚と左脚の長さが違う方は要注意です。骨盤の歪み、股関節(下肢、外旋・内旋)などのアンバランスな筋肉の緊張により、体の各臓器に連結する血液循環異常・内臓機能低下を引き起こしてしまいます。バランスのとれた体作りを目指すことが、健康的な体への第一歩です。
野菜は嫌い! ほとんど食べない・・・偏った食事では健康的に太ることはほぼ不可能です。これは太っている人にも同じことが当てはまります。生野菜・刺身・発酵食品など、酵素があるものをあまり食べず、ジャンクフードや加工食品・お菓子ばかりを食べて育った人では骨格が全く違ってきます。その他好き嫌いが激しいと自覚がある方は、この機会に見直してみてはいかがでしょうか。
歯の噛み合わせが悪い、または歯が抜けていることで咀嚼力が低下してしまっている。これではうまく噛むことができず、丸呑みされた食べ物が胃腸にダイレクトに運ばれるため負担が大きくなってしまいます。歯が抜けたままになっている、または虫歯が痛くて片方でしか噛めない人は、すぐに歯医者さんへ行きましょう。痩せ体質と関係ないと思いつつも、意外とつながりがあるのです。
悩みを抱えている、眠れない、食欲がない、毎日忙しくてなかなか休めない・・・これらは健康的に太るために大きな妨げとなります。自分の心に聞いてみてください。原因を取り除くことが食欲増加、健康な体への近道とも言えます。
様々な原因が考えられますが、まだまだわからないものもあります。体質や現在の環境はそれぞれに違うので、上記に当てはまることがない人もいるでしょう。逆にすべてに当てはまる!という方がいらっしゃっても不思議ではありません。共通して言えることは、「健康」にポイントを絞った効率的な方法をすることだと思います。シンプルに、毎日運動・ストレッチして、栄養のあるものを食べ、仕事も一生懸命にがんばってぐっすり眠る。そして歯が悪い人は早めに歯医者さんで治療をしよう。一つずつを解決していけば、必ず理想の体型に近づいていきます!
科学的に立証された太れない原因とは
実は最近では、痩せられない体質、太れない体質についての研究結果が発表されました。ハーバード大学の医学部などの研究により、太る細菌と痩せる細菌がその人の体質を左右することが分かっているのです。また、別の研究機関の研究結果でも、ある実験の結果が発表され話題になりました。
その研究結果とは、痩せ体質の人に太っている人の腸内細菌を移植するというもので、その腸内細菌を移植された痩せ体質の人が数週間後に体重増加がみられたという結果でした。これは、体質は腸内細菌によって決まることが証明されたものであり、いわゆる「痩せ菌」と「デブ菌」の割合が体質を決めると言うものでした。
痩せ体質で、なかなか太れないという方はこの痩せ菌の割合が高いために太りにくいと考えられています。
人間の腸内には、2種類の細菌、痩せる細菌と太る細菌(痩せ菌、デブ菌)が潜んでおり、太る細菌が多い人と言うのは、食べた食物から多くのカロリーを吸収しやすいため太りやすい体質となっています。反対に、痩せる細菌が多い人は食事からのカロリーの吸収率が低く、太りにくい体質となっていると考えられています。
痩せ菌の働きを抑えることができれば太る可能性が高い
では、痩せ菌の人はデブ菌を増やせば簡単に太れるのでは?と考える方も多いと思いますが、デブ菌は簡単に増やせるものではありませんし、痩せ菌を減らすことも簡単ではないと思います。太りやすい体質にする為に必要なのは、痩せ菌の働きを抑えることで、少しでも太りやすい体質に改善していくという方法です。
痩せ菌の働きを抑えるサプリメント
上述の研究結果に着目して、なかなか太れないとお悩みの方に向けて、痩せ菌を抑えるサプリメントを開発した会社があります。LifeLeaf(ライフリーフ)という会社で、健康的に太りたい方向けに「fertivo(ファティーボ)」というサプリメントを開発・販売しています。
今までダイエットサプリメントは本当に多くの商品が販売されてきましたが、太るサプリメントは聞いたこともありませんでした。しかし、本サイトに訪問してくださっている皆様のように、太りたいけど太れないと悩む人が多いのも事実です。ファティーボは痩せ菌の働きを抑え、食事からの吸収力を高めることで、健康的に太ることを目的としています。
食事の量と質を見直そう
では実際にどうやったら健康的に魅力的な体型になれるのでしょうか?太っている人が「痩せるためには?」を考えると、食事で吸収するエネルギー(摂取カロリー)が、体が使うエネルギー(消費カロリー)より低くなれば痩せていきます。痩せている人が「太るためには?」はその逆で、食事で吸収するエネルギー(摂取カロリー)が体が使うエネルギー(消費カロリー)より高くなれば太っていきます。
ただ、もともと痩せすぎの方は「いつもおなかいっぱい食べているのに体重が増えない」と悩んでいる人が多いのも事実です。栄養の吸収がうまくいかなかったり、胃下垂のタイプが当てはまります。なので、なるべく高カロリーで栄養を吸収しやすい食べ物をより多く食べることがポイントです。栄養吸収率を高めて、食事を脂肪や筋肉に変化できるような体を目指しましょう。
食事改善の方法(オススメ!)
脂肪や筋肉に変化するオススメな食品は、「たんぱく質が多い」ものです。ただカロリーを摂取することも必要なので、太りたい方はぜひ白米をおすすめします。
白米の取り入れ方
- 消費より摂取カロリーを多くするため、毎日3食必ず食べる
- 朝・昼・夜の量は1:3:6がベスト! 夜に多く食べることで胃を大きくしてカロリーを増やす
- 肉よりも栄養価が高く、栄養吸収率の高い白米を食べる
白米200グラム(どんぶり1杯くらい)で糖質量: 約73.6gが含まれていて、カロリーは336カロリー。栄養はほぼ炭水化物のみ。主食の中で最も純粋なエネルギー源です。また、炭水化物は筋たんぱく質がエネルギーとして消費されることを防ぐので、筋肉増強において必要不可欠なのです。
さらに、白米に加えて「納豆やキムチなどの発酵物」を摂取することで、栄養を吸収しやすくさせることができます。白米と一緒に酵素を含むおかずを食べて、栄養吸収率のアップを狙いましょう。
たんぱく質の多い食品とは?
タンパク質は、「筋肉・骨・血液」の材料となる重要な栄養素です。一言に「タンパク質」と言っても、体を作るタンパク質はさまざまなアミノ酸の組み合わせによって作られています。限られた食材ばかりだと、決まったアミノ酸しか体に取り入れられません。さまざまな食材をバランスよく食べることがオススメです。バランスよく食べられている1週間を過ごした後は、自分自身にエネルギーがみなぎっていることをものすごく感じられるでしょう。
また植物性・動物性タンパク質を組み合わせて摂ることでも大切です。動物性タンパク質の割合が低いと、貧血が起こりやすくなってしまいがちです。高タンパクを意識するために可食部100gあたりの含有量を比較してみましょう。
食材 | タンパク質量(g) | 脂質量(g) |
---|---|---|
牛もも肉 | 20.7 | 10.7 |
豚もも肉 | 22.1 | 3.6 |
鶏むね肉(皮付き) | 19.5 | 17.2 |
さけ | 22.3 | 4.1 |
牛乳 | 3.3 | 3.8 |
たまご(Mサイズ1個40g) | 12.3 | 10.3 |
木綿豆腐(1丁:300〜350g) | 6.6 | 4.2 |
一日の摂取目安は、筋トレを行ってない方の場合のタンパク質の1日の必要量は、「体重×1(g)」と言われています。例えば体重70キロの方の場合、1日に必要なタンパク質の量は70gということになります。上の表から考えると、一日70gのたんぱく質をとるために、牛もも肉であれば350gは食べることが必要になってきます。
なかなか350gも牛肉を食べるのは厳しい・・・という方にはサプリメントもお勧めです。アスリートが摂取している「プロテイン」は、ただ筋肉をつける魔法の飲み物ではないのです。タンパク質は英語でProtein(プロテイン)といいます。それだけ効率的にたんぱく質をとることができます。食事とサプリメントをパランスよくとりながら、理想のボディを目指してみましょう。
おすすめレシピ
鶏の梅しそレンジ蒸し(国立スポーツ科学センター)
電子レンジで簡単調理! 食欲がないときにも食べられる、梅と鶏のさっぱりレシピです。
http://www.jpnsport.go.jp/jiss/recepe/recipe_list/recipe_detail/tabid/958/pdid/32-1/Default.aspx
豆乳鍋(国立スポーツ科学センター)
体を大きくしたいときや筋肉を増やしたいときは、支える骨の強さも重要。骨の強化に欠かせないカルシウムが豆乳で手軽にとることができます。鍋に欠かせない豆腐も入れてよりタンパク質の量アップ!
http://www.jpnsport.go.jp/jiss/recepe/recipe_list/recipe_detail/tabid/958/pdid/36-1/Default.aspx